爪水虫で厚くなったと思っていたら
爪水虫の症状の1つとして爪が肥厚(厚くふくらむ)することがあります。
初めて爪水虫になった方だと、爪が厚くなる=爪水虫と思いがちですが、そうとも言い切れません。
もしかしたら厚硬爪甲(こうこうそうこう)かもしれません。
どんな状態が厚硬爪甲か気になる方は、グーグルの画像検索で見ることができます。
※悪化している画像もあるので閲覧にはご注意下さい。
※厚硬爪甲ではない画像も混ざっています。
知らなきゃ気づけない厚硬爪甲
漢字を見ると何となくイメージできますが、厚硬爪甲は爪が肥厚し、厚みが出て硬くなります。多くは足の親指に現れます。
爪の色は白く変色するので、爪水虫と間違われやすいものの1つです。
健康な爪はうすいピンク色に見えますが、厚硬爪甲になると白濁又は少し黄色がかり光沢がなくなります。
悪化すると、茶色っぽく変色することもあります。
多くは指の先端が隆起する(盛り上がる)ことで、爪がそれ以上前に伸びることができなくなり、別の方向に伸びてしまうことがあります。先ほどの画像の中にもありますが、爪が指の先端から伸びずにそのまま厚くなってしまうのです。見た目も非常に気になります。
厚硬爪甲は先天的な場合もあり、その場合は生まれた時に分かりますが、後天的に発生することもあります。
厚硬爪甲になる原因としては、爪への強い刺激(ぶつけるなど)や深爪などにより、その後の成長過程で爪が正常にうまく伸びず変形することで起こるようです。
他にも、足の指を圧迫するような靴を毎日履いていることで生じることもあります。加齢による爪の老化(栄養が充分に運ばれなくなる)でも見られます。皮膚に爪が入り込む陥入爪(かんにゅうそう)の手術後、何年も経てからなることもあるようです。※陥入爪の手術自体が必要な場合があるので否定するものではありません。
爪水虫の場合は、爪がもろくなりボロボロと崩れたり、爪を切った際に別の部分が脱落することがありますが、厚硬爪甲はそのようなことはあまりありません。ただ、厚硬爪甲と爪水虫が同時に出来ている場合もあるのが厄介なところです。
厚硬爪甲は悪化すると、爪甲鉤弯(そうこうこうわん)といって、横に曲がったり上方に反り返ったりするような爪の伸び方をするようになり、痛みを伴うだけではなく、生活への支障や、自分で爪が切れなくなったりするので、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
こうなると、悪化していない爪水虫の方がまだマシです。
厚硬爪甲の初期は素人では判断しにくいので、皮膚科へ水虫の検査に行った時に判明することが多い症状です。
見た目だけではなく、生活にも支障をきたすようになるので、怪しい状態の時は早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
なお、皮膚科では「もう治らない、一生付き合っていくしかない」と言われることがあるようです。
しかし、他の人のブログですが、改善されていく様子が画像で紹介されているものもあります。
しばらく通院が必要だったり、費用がかかったりするようですが、改善されるなら助かると思います。
返事がもらえるのかは分かりませんし、私自身が実際に試したわけではないので内容については分かりませんが、参考になればと思います。